Sea lion工房の魁は,20年程前に当時親交のあった英国Saltford ModelsBrian Clarke氏から非常にシンプルな形の内燃機関車Alan Keefの図面を頂戴し,これを1/76スケールでエッチングで作ってみてはどうかと薦められ,何も分からぬまま,手持ちのコンピュータアプリケーションから原図を作成したことに始まります.なお,驚いたことにこの簡単極まりないエッチングはBrian氏によりキット化され,英国のRailway Modellerに紹介され,頒布も行われたようですが.10セット程のテストショットはどうなったのでしょうか.国内でも2~3人の熱心な方に引き取って頂きました.


Brian氏に下回りの部品を分けて頂き,いわゆるガレキに手を染めたのは,「福岡の石油発動車」です.今は優秀な完成,キットは発売されていますが,当時は海のものとも山のものとも付かず,偶々,さるナローの大御所にプラ板で作った簡単なモックアップをお見せしたら,ぴったり1/87ではないですかと煽てられ,安易にキット化を決意した訳であります.エッチング中心に作ればいいものを何を血迷ったかレジンで作り,シリコン型もまともに作れない状況で関係各位にはお迷惑をおかけしました.苦い思い出の国内第1号でした.

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