完成写真
弊工房始めての完成品です.贅沢な桐箱に脱脂綿を緩衝剤として採用し,スポンジの劣化に怯えなくともいいようにしました.
完成見本の画像も残しておきます.
ボンネット内もしっかり作り込みました. |
小さいですが,刻印が売りです. |
Hゴムは塗り分けの必要があります. |
グリルは驚異の三角掘りです. |
注:キット添付のライトパーツはストレートのシールドビームです.上記の試作完成写真は別社の部品を使用しております銀河モデル等でこのような部品は入手可能なようです.なおHゴムは御自身で塗りわけて下さい.特に塗り分けの必要もないと思いますが,アクセントにはなりますね.
「ナロー随筆」でも触れましたし,鉄道模型雑誌,「RMモデルス」,「トレイン」でも軽便祭出品作品として採り上げられた「森の5トン・ディーゼル機関車」です.木製窓キャブバージョンとHゴム窓キャブバージョンがありますが,Hゴムの方から先に模型化しました.木製とは,設計も形状も異なっています.木製は中間軸に動力を伝えるタイプに対して,これは後輪に動力を伝え,前輪にチェーンで動力を加える設計のようです.ワークス刻印も木製は一般の産業用ナローディーゼルの台枠の中央にあるのに対し,Hゴムではキャブの下側に位置しており,見ようによっては非常にユニークな感じを与えます.又,Hゴムタイプの方は,若干スリムで全長も長いような印象を与えますが,ここは模型としての美しさを最優先させた設計としました.むしろ木製の方に全体の形を合わせたようにmodificationを致しました.
さて,このモデルで徹底的に拘った部分は,刻印,エンジンキャスト,組みやすさです.加藤,酒井のTokyoの刻印に対し,OSAKAの刻印が非常に新鮮だったので,これを原型の段階で,現代デクノロジーを駆使し,何と0.1mmのエンドミルで実施と同じように刻印を行ったことです.従って従来のロスト台枠の刻印と比べても彫りの深いものとなっています.エンジンは資料からメーカー名等は分かりませんでしたので,写真を頼りに原型を製作しました.マイクロキャスト様のWeb
Siteにも掲載されております.(もう直ぐ消すそうです) なお,エンジンを別の部品を掲載していましたので,部品図を下記の通り差し替えました.
森製作所5トンディーゼル(戦後型,Hゴムタイプ) FSKS-004
キット価額 34,800円(完売しました)
このシャシタイプでの生産は6月を以て全て
打ち切りました
2012年5月末日~6月第1週頒布完了
なお,Sea lion工房旧製品の森戦前型もシャシ付きでキットとして頒布することを考えています.価額は出来るだけ抑えます.E板材質は無論,腰の強い洋白板に.これでずっと作業が楽になり,HO-6.5の本格内燃機関車が楽しめます.
再生産のページに
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